Cloudflareが太っ腹すぎる話|無料枠で個人ブログを運営している構成

dev 8分で読める

最近、XでCloudflareの話題をよく聞きますが、わたしのブログもCloudflareの無料枠だけで動いています。

デプロイも画像のアップロードも全部タダ。

かかっているのはドメイン代だけで、年に1,000円ちょっとです。

なんでここまで無料で使えるのか、さすがに疑問になってきたので話題ついでに調べてまとめてみました。

なんでここまで無料なのか

初めに結論ですが、Cloudflareの収益の軸は企業向けの有料プランとDDoS防御サービスです。

個人向けの無料枠は、開発者を取り込んで有料プランへの入口にするという設計。

それに、ユーザーが増えるとネットワーク自体が強化される構造になっているので、無料ユーザーが増えること自体がCloudflare側にとっても悪い話じゃないみたいです。

Cloudflareは世界100か国以上・337都市にエッジサーバーを持っていて、このネットワーク規模があるからこそDDoS防御を無制限で提供できるみたいです。

出典: Cloudflare Network

なので、無料ユーザーが増えてトラフィックが増えるほど、ネットワークが鍛えられて有料顧客向けのサービス品質も上がる。

という、太っ腹に見えて、ちゃんと筋が通っているビジネスになっています。

Cloudflareさん、本当にありがたいです…

いつも無料枠にずっとお世話になりっぱなしなので、いつか事業として大きくなって有料プランに移行できるくらい頑張らなきゃな…と思います。

その上でCloudflareは何がすごいか

Pages:帯域無制限がじわっとありがたい

静的サイトのホスティングサービスです。
GitHubと連携していて、pushするだけで自動ビルド・デプロイされます。

項目無料枠
帯域無制限
ビルド500回/月
カスタムドメイン無制限
HTTPS自動

一番ありがたいのが帯域無制限で、画像が増えてきても「今月の転送量やばいかも…」とか考えなくていいのがメンタルに優しいです。

Vercelの無料プランは帯域100GB制限があります。

個人ブログで超えることはまずないとしても、制限があるのとないのとでは気分が全然違う。

月500ビルドは個人ブログで到達できる気がしない

R2:エグレスが無料で画像を置きまくれる

S3互換のオブジェクトストレージです。
このブログでは画像置き場として使っていて、images.2log.me のカスタムドメインを当てています。

項目無料枠
ストレージ10GB
読み取り1,000万回/月
書き込み100万回/月
エグレス(転送費用)無料

エグレス(外部へのデータ転送)無料が一番の特徴です。

AWSのS3だと外部転送に$0.09/GBくらいかかりますが、R2はゼロ。

10GBを超えると$0.015/GB/月の課金が始まりますが、今のところ全画像合わせて数十MBくらいなので、当分は余裕です。

PagesがHTMLを返して、R2がimages.2log.meで画像を返す、という分担で動いています。

どちらもCloudflareのグローバルCDNを通して配信されるので、国内外問わずアクセスが速いです。

Workers:あんまり使っていないけど

サーバーレスでJavaScriptを実行できる環境です。

APIエンドポイントを作ったり、リクエストを横取りして処理を挟んだりできます。

項目無料枠
リクエスト数10万回/日
CPU時間10ms/リクエスト

このブログではまだ使っていませんが、ちょっとしたAPI(サーバー側の処理)を作りたいって時にほかのサービスを考えずに統括できるので便利です。

何にしても10万リクエスト/日は個人開発ではまず超えないので実質タダです。

DNS・Email Routing:地味だけど便利

ドメインをCloudflareに移管すると使えます。

DDoS対策やSSL証明書の自動発行もついてくるので、移行しない理由がないです。(結構移行してないドメイン持ってます)

項目無料枠
ネームサーバー無制限
SSL証明書自動(Universal SSL)
DDoS防御無制限
WAFルール5件(カスタム)
Email Routing10アドレスまで

Email Routingが地味に便利で、例えばinfo@2log.me に届いたメールを任意のメールアドレスに転送するというような設定が無料でできます。

わたしはGoogleWorkspaceで一元管理しているドメインがあるのでそのアドレス宛に送っていますが、GmailやOutlookでもYahooでもどこでも転送できます。

独自ドメインのメールアドレスがほぼ手間ゼロで作れます。

設定で詰まるポイントが思ったより少なくて拍子抜けした

アクセス解析のWeb Analyticsも無料でついてくるけど、自分はGA4か独自実装で検討中なのでまだ使っていない。

もちろんブログ以外でもかなり使えます

個人的にはブログメインで使っているけど、LPや管理画面、ポートフォリオサイトでも活用できています。

R2はインストーラーの置き場にしていて、macOSアプリの自動アップデート(Sparkle)のアップキャストファイルや配布バイナリをここに置いています。

アプリ側からR2のURLを叩くだけで更新チェックが動くので、自前でサーバーを用意しなくていいのが楽です。

規模感にもよりますがAWSからほとんど移行しました。

エグレス無料なのでダウンロード数が増えても費用ゼロのまま、というのが地味にありがたいです。

DBが必要なときはSupabaseの無料枠か、Herokuの月10ドルくらいのプランを使っています。

Cloudflareで静的・ストレージまわりをまかなって、動的な部分だけ別サービスに任せる、という分担にしています。

ドメインを取ったらCloudflareに集約すると楽

ドメインをCloudflareに移管するだけで、まとめて管理できます。

  • ホスティング・デプロイ
  • SSL証明書の自動発行
  • メールアドレス(Email Routing)

「あの設定どこだっけ」がなくなるのが、精神的にも助かっています。

まとめ:ドメイン代だけで運用できる

サービス用途月額
Cloudflare Pagesホスティング無料
Cloudflare R2画像・ファイル置き場無料(10GBまで)
Cloudflare Workersサーバーレス実行無料(10万req/日まで)
Cloudflare DNSドメイン管理・SSL無料
Email Routingメール転送無料
ドメイン約100円/月(年払い)

全部合わせてドメイン代だけ。それ以外はゼロ。

— niau